円安の流れはしばらく続く

2014年10月6日 08:03

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記事提供元:フィスコ


*08:04JST 円安の流れはしばらく続く
米国の9月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が24万8千人増で失業率は5.9%となった。いずれも予想を上回る改善で米国の景気が堅調であることが確認された。
 賃金の伸びや労働参加率が低下しており全てがバラ色という内容ではないが、前月分の非農業部門雇用者数も大幅に増加方向に修正されており、足元では毎月約20万人ペースで同雇用者数が増えていることは間違いない。20万人というと、ちょっとした日本の地方都市の人口に相当する。毎月毎月20万人もの人々が職を得て、給与から消費を開始する(家や車の購入なども可能となる)ことが、経済に与える好影響は改めて指摘するまでもなく大きい。また、労働参加率が低下気味とはいえ、失業率がリーマン・ショック前の水準を回復し6年2ヶ月ぶりに6%を割り込んだという心理的ないしアナウンスメント効果は大きい。今回の雇用統計はまだ弱い内容も含んでおり、米連邦準備理事会(FRB)がどのような判断を下すかはなんとも言えないが、FRBが利上げを前倒しする「確率」は上がったと思われる。
 いったんしぼみかけた早期利上げ観測は復活し、しばらく円安(ドル高)の流れは続くだろう。《YU》

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