【木村隆のマーケット&銘柄観察】ニトリホールディングスは円安を跳ね返し増益を確保

2014年10月3日 14:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ニトリホールディングス <9843> が好決算を契機に、改めて見直し人気が高まっている。インドネシア、ベトナムに製造拠点を置き、自社で好採算なオリジナル商品を生産販売するほか、中国などアジア諸国のメーカーから商品を直接輸入、販売している。そのため、円安は業績にマイナスに作用するが、それらを跳ね返して今2015年上期は大幅増益を達成、ゴールドマンサックス、野村、日興SMBC日興証券などが相次いで目標価格の引き上げに進んでおり、人気はまだ収まらないようだ。

  ホームファニチャー、ホームファッションの販売を通じて「住まいの豊かさ」の実現を目指してきたが、そのために必要なのは、誰もが気軽に買える価格設定と、高い品質・機能を両立させることだった。そこで、同社では従来の「製造小売業」と呼ばれる事業モデルに、物流機能をプラス。新たなビジネスモデル「製造物流小売業」を確立させた。

  価格と品質・機能の追及のため、商品のほとんどはアジア諸国で生産し、製造コストを削減している。そして、輸入・通関業務や、保管から流通などの物流業務、チラシ制作などの広告宣伝、さらにはシステムの企画から設計・開発など、すべてを同社で完結している。

  今2月期上期は売上げが前年同期比13%増の2108億円、営業利益が同20%増の375億円と上振れた。消費税増税前の駆け込み需要の反動は想定より小さく8-9月にかけて戻ってきている。しかし、第4四半期も前期第4四半期の消費税増税前の駆け込み需要の反動があると予想されるため、通期については動向を見極めたいとして、従来の予想を据え置いている。下期には初進出となる中国で2店舗の出店を予定しており、拡大戦略が続き、通期についても増額修正の可能性が強い。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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