【アナリスト水田雅展の銘柄分析】松田産業は7月の戻り高値を突破、1月の年初来高値試す

2014年9月30日 09:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  貴金属リサイクル事業の松田産業 <7456> の株価は、8月の直近安値1203円から反発し、7月の戻り高値1305円を突破して9月25日には1333円まで上伸した。景気回復に伴って好業績を期待する動きのようだ。出直りの動きを強めて1月の年初来高値1415円を試す展開だろう。

  貴金属リサイクルを主力とする貴金属関連事業、および農林水産品を扱う食品関連事業を展開している。貴金属関連事業では「東アジアNO.1リファイナー」を目指して、国内外の拠点拡充・効率化、製品・技術開発強化を推進している。海外は中国、台湾、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナムに展開し、ベトナムでは14年3月に現地法人を設立して工場建設に着手した。食品関連事業は中国、タイに拠点展開している。

  今期(15年3月期)の連結業績見通しは、前回予想(5月12日公表)を据え置いて売上高が前期比2.8%増の1700億円、営業利益が同4.4%増の47億円、経常利益が同2.2%増の50億円、純利益が同2.4%増の32億70百万円、そして配当予想が前期と同額の年間24円(第2四半期末12円、期末12円)としている。

  セグメント別の計画を見ると、貴金属関連事業は産業廃棄物の取扱量増加などで売上高が同1.6%増の1200億円、営業利益が同4.9%増の39億円、食品関連事業は水産品・畜産品の販売数量増加や農産品の価格上昇などで売上高が同5.7%増の500億円、営業利益が同1.9%増の8億円としている。

  第1四半期(4月~6月)は貴金属関連事業の数量減少や市況下落が影響して前年同期比0.4%減収、同33.8%営業減益、同22.6%経常減益、同18.0%最終減益で、通期見通しに対する進捗率は売上高が25.3%、営業利益が19.8%、経常利益が21.4%、純利益が21.8%とやや低水準だったが、半導体・電子部品業界の生産が回復基調であり、市況回復や新規需要先開拓も寄与して挽回が期待される。

  株価の動きを見ると、8月8日の直近安値1203円から反発し、1250円~1300円近辺での短期モミ合いからを経て7月の戻り高値1305円を突破した。そして9月25日に1333円まで上伸した。景気回復に伴って好業績を期待する動きのようだ。

  9月29日の終値1307円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS121円62銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は1.8%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS1778円38銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。出直りの動きを強めて1月の年初来高値1415円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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