【業績で見る株価】大紀アルミニウム工業所の業績はV字回復

2014年9月27日 22:07

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■自動車向けアルミ合金の販売好調で大幅経常増益、400円台乗せへ

 大紀アルミニウム工業所 <5702> は業績急伸を背景に、第二段上げ寸前にある。

  アルミニウム二次合金が99%を占める再生アルミ地金メーカーのトップで、ダイカストが主力製品となっており、自動車や飲料缶向けに供給している。

  ここにきて、自動車の国内生産が伸びていることから、アルミ二次製品の販売が好調に推移しており、加えて東南アジア向けの輸出も順調だ。輸出比率は約36%と高いことから、最近の円安も業績を押し上げる要因となっているようだ。

  このため、2015年3月期の売上高は1496億円(前期比12.9%増)、経常利益は27億2000万円(同2.7倍)、純利益は17億8000万円(同7.4倍)と増収大幅増益を確保する見通しだ。一株当たり利益は40.8円(前期5.5円)に跳ね上がる。特筆すべきは、経常利益が2013年3月期2億9400万円から2014年3月期は10億300万円、そして、2015年3月期は30億円に接近することだ。まさにV字型回復を遂げている最中で、この流れは来期も続く可能性がある。中期的な展望は明るい。

  為替はご承知の通り、1ドル110円をうかがう動きとなっている。ということは、採算を理由に日本の自動車メーカーは生産を海外から国内にシフトする可能性があるのではないか。となれば同社の国内向け製品も中長期的に増加傾向をたどる公算があると推測が働くのだが、それは考えすぎか。

  2015年3月期の一株当たり利益で計算したPERは7.7倍。PBRは0.65倍と低い。来期の業績が極端に悪くなるという可能性は低く、むしろ、増収増益をたどる可能性が高い。となれば、この近辺の株価水準は絶好の買い場と判断できるのではないか。ただ、チャート的に判断すると330円近辺が壁となっているが、シコリ玉が早晩にもほぐれ、本格的な上昇パターンを描くものとみられる。その証拠に26週移動平均線と52週移動平均線がゴールデンクロスしている。

  3月20日の232円を起点に7月28日334円までが第一波動。現在、目先筋の売りを吸収して310円前後で堅調。売りもそろそろ峠を越し、早晩第二上昇波動入りが期待される。PER10倍の400円台は通過点に過ぎないのではないか。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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