【株式市場】6年ぶりの円安を好感し日経平均は続伸しTOPIXは連日高値

2014年9月12日 12:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の前引けは1万5970円50銭(61円30銭高)、TOPIXは1314.67ポイント(3.43ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億3908万株

  12日前場の東京株式市場は、朝一番に株価指数先物・オプションのSQ(特別清算値)算出を巡る売買注文が入り、日経225種と連動性の強いファナック <6954> などは安く始まった。しかし、6年ぶりの円安を好感してトヨタ自動車 <7203> やキヤノン <7751> が戻り高値に進み、日経平均は11時にかけて70円04銭高(1万5979円24銭)まで上げ、1月23日以来の水準を取り戻して続伸。

  TOPIX(東証株価指数)は2日続けて年初来の高値に進んだ。アステラス製薬 <4503> が米国での効能拡大承認を材料に上げ、薬品・バイオ株が総じて堅調。ネットワークバリューコンポネンツ <3394> (東マ)は米社の戦略商品の国内代理店契約などを引き続き好感してストップ高、光彩工芸 <7878> (JQS)は一昨日の第2四半期決算を好感し大幅続伸となった。

  上場2日目のジャパンインベストメントアドバイザー <7172> (東マ)は昨日買い気配のまま値がつかなかったものの、今朝は9時3分に5770円(公開価格2550円の2.3倍)で売買が成立して初値を形成。その後6770円まで上げた。「オペレーティングリース」事業などを展開し、今12月期の業績予想は、売上高が前期比97.5%増、純利益は同61.4%増、1株利益は136.52円。

  東証1部の出来高概算はSQ算出分が上乗せになり17億3908万株、売買代金は2兆918億円。1部上場1826銘柄のうち、値上がり銘柄数は875銘柄、値下がり銘柄数は773銘柄だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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