【木村隆のマーケット&銘柄観察】ブリヂストンは超大型ラジアルタイヤの回復を待つ、新製品は好調

2014年9月11日 09:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ブリヂストン <5108> の出直り相場が期待される。業績が予想を上回るピッチで上昇しており、持続的成長へ。それをキャッチアップする展開に入る。

  今2014年12月期の6月中間決算は営業利益が2231億円と、前年同期比17%増を記録した。実績が予想を上回ったため、通期の業績について期初予想の4600億円を上回る4750億円(前期比8%増))に上方修正した。

  懸念していた戦略商品の建設・鉱山車両用超大型ラジアルタイヤ(以下、超大型ORR)で顧客である鉱山会社の在庫調整の影響に加え、タイを中心とした東南アジアで新車用タイヤの販売が減少しているものの、戦略商品の、ランフラットタイヤ(タイヤの空気圧が失われても所定のスピードで一定距離を走行可能なタイヤなどの装着率アップが続くとみており、利益面では増額修正が有力だ。

  同社は現時点において、超大型ORRの生産能力増強計画を変更せず、米国での新工場などを当初予定通りに立ち上げる考えである。超大型ORRは、大型の設備投資が必要であるほか技術開発力も求められ参入障壁が高く、仏ミシュラン社とのほぼ寡占状態にある。従って、同社の生産能力増強に沿い、中期的に需要は拡大すると見られている。

  世界的な自動車保有台数の増加を背景に、収益源である市販用タイヤの販売が、タイ、インドネシア、インド、中国などの新興国中心に拡大することが予想される。先進国でも、日本と欧州ではおおむね横ばいの見通しだが、米国ではタイヤの買い替え需要の顕在化から回復基調が続くとみている。

  今期の営業利益は4900億円(前期比12%増)への増額が有力になっている。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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