日経平均は3日続伸、GPIF改革への思惑が高まる可能性【クロージング】

2014年9月10日 16:43

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記事提供元:フィスコ


*16:44JST 日経平均は3日続伸、GPIF改革への思惑が高まる可能性【クロージング】

10日の日経平均は3日続伸となり、39.63円高の15788.78円(出来高概算19億4000万株)で取引を終えた。9日の米国市場では、連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が再燃しているほか、大手行への資本規制を一段と強化するとの観測が嫌気され、金融セクターを中心に売りが先行。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の15670円となり、これにサヤ寄せする格好から始まった。ただし、円相場は1ドル106円台で推移するなど円安基調が続く中で下を売り込む流れにはならず、狭いレンジ取引が続く中、後場半ば辺りからはTOPIX型とみられるプログラム買いが断続的に入っており、切り返しをみせている。

規模別指数は前引けでは大型株指数のみプラスだったが、大引けでは中型、小型株指数ともに上昇。東証1部の騰落銘柄については、前引けでは値下がり数が過半数を占めていたが、大引けでは値上がり数が6割近くを占めている。もっとも、出来高は3日連続で20億株を下回っており、先物オプションSQを控えて商いが膨らみづらいなか、インデックスに絡んだ商いで押し上げた格好であろう。また、SQ週の水曜日は弱いとのアノマリーがあったこともあり、前場の弱い動きの中で、ある程度のショートポジションもたまっていた感はある。

円相場が1ドル106円台半ばでの推移と円安基調が続いており、日経平均は15800円辺りが上値抵抗として意識されるものの、突破は時間の問題のように映る。また、本日9月10日の「NHKニュースウォッチ9」に、塩崎大臣が「閣僚に聞く」のコーナーに出演するようである。厚生労働大臣としての、今後の重要政策課題への取組などについて語るようであり、GPIF改革への思惑が高まる可能性がありそうだ。

SQ週で動きづらいところではあるが、本日の上昇で再び権利行使価格の15750-15875円のレンジに移行する可能性が出てきている。15800円処での上値の重さが意識されていたが、ボリンジャーバンドの+2σは15925円辺りまで切り上がっており、過熱感はない。《KO》

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