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注目銘柄ダイジェスト(前場):住友鉱、楽天、今仙電機など
*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):住友鉱、楽天、今仙電機など
住友金属鉱山<5713>:1643.5円(前日比-87円)
大幅続落。銅やニッケルなど非鉄市況の下落が弱材料視される展開になっている。ニッケル市況は約5%の下落、フィリピン鉱石の供給懸念後退を背景に、約4ヶ月ぶりの大幅安となっている。また、ドルの上昇に伴う代替投資需要の後退で金市況も下落している。銅や亜鉛なども大きく下げており、本日は非鉄金属セクターが業種別下落率のトップに。
楽天<4755>:1296円(同+42円)
しっかり。米イーベイツの買収を正式に発表している。週初に観測報道が伝わった後は、消化難の状態の中で、大型買収に対する警戒感が先行していた。ただ、本日は正式発表を受けて見直しの流れが強まる格好に。ゴールドマン・サックス(GS)では、今回の買収のメリットとして、ロイヤリティの高いイーベイツのユーザーが獲得できること、新興国などを攻略していく上では、イーベイツで展開した方が、自社ECモールで展開するより継続的に利用してもらえる可能性が高いことを挙げている。
今仙電機<7266>:2310円(同+394円)
急伸。名古屋工業大学と今仙技術研究所は、モーターなどの動力を使わない軽量の歩行支援機を開発したと発表している。同社グループ会社の今仙技術研究所が製造と販売を担当、価格は18万円となっており、普及が進むとの期待感が先行へ。ロボット関連としての位置づけが一段と高まる方向になっているもよう。
熊谷組<1861>:388円(同-18円)
大幅続落。2003年に発行した優先株300億円の処理が週内にも完了と報じられている。財務再建にメドをつけることで、普通株への復配期待なども高まりそうだとされている。ただ、優先株の処理完了、来期の復配などは織り込みが進んでいる状況にもあり、あらためて好感材料視する動きは限定的に。むしろ、リニア関連の代表格として、リニアの土木工事・土地買収は来春以降に本格化と伝わっていることが、やや後ずれとしてマイナス視される形にも。
ビットアイル<3811>:620円(同-64円)
急落。前日に7月期の通期決算を発表、実績営業利益は27億円で前期比12%減益、従来予想通りの水準で着地した。一方、今期は26億円で同4%減と連続減益見通しになっている。ニフティ<3828>とのクラウド分野で事業提携などを材料に、足元では強い動きが目立っていたが、業績の伸び悩みを嫌気した失望売りが先行へ。大和では、着地は想定通りだが、本業を取り巻く環境は厳しくネガティブと判断している。
UMN<4585>:3700円(同+450円)
買い先行。いちよしが投資判断「A」、フェアバリュー5600円でカバレッジを開始したことが材料視されている。季節性組換えインフルエンザワクチンの承認について、15年12月期の第2四半期(4-6月期)と予想。また、ノロウイルスワクチンの提携実現、開発進展などにも期待とコメントしている。なお、主力品の承認に伴い、15年12月期からの黒字転換を見込んでいる。
菊池製作所<3444>:6380円(同-310円)
売り先行。第1四半期の営業損益は1.8億円の赤字、最終損益は7200万円の赤字となったことがネガティブ材料視されている。売上高や受注は、新規開発試作品製造、金型製造、量産品製造全般で低水準での推移となったもよう。一方で、介護・医療機器、新エネルギー関連分野においては、ユニット・装置単位の受注が増加していると。
メドピア<6095>:10500円(同+1500円)
ストップ高。同社やイグニス<3689>、フリークアウト<6094>など、直近IPO銘柄の一角が堅調に推移している。明日は、ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>がマザーズ市場へ上場する予定。約1ヵ月半ぶりにIPOが再開するため、直近IPO銘柄には見直しの動きが向かっているようだ。《KO》
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