【木村隆のマーケット&銘柄観察】ヒト・コミュニケーションズは成果追求型支援で事業を拡大

2014年9月10日 09:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ヒト・コミュニケーションズ <3654> (東1)は好業績買いの波が再来するものと思われる。同社は従来の派遣とは違い、人材を販売や営業現場に派遣するだけでなく、セールスマーケティング分野における現場の担い手としてセールスプロモーション企画の立案、コンサルティングから人材募集、研修開発、人材育成、調査レポーティング、販売受託事務局運営、労務管理、成果追求迄を一括して請負う「成果追求型営業支援」を目指している。

  アウトソーシング事業では、家電分野、ブロードバンド分野及びモバイル分野を中心とした販売受託事務局の受注に向けた提案を継続するとともに、セールスプロモーション提案によるキャンペーン受注の獲得、及びストアサービス分野・コールセンター他分野における営業アウトソーシングの受注強化に取り組み、新たな成長の柱の育成に注力した。

  人材派遣事業では、ストアサービス分野、コールセンター他分野を中心に、幅広い取引先からの案件の新規受注獲得に取り組んだ。ストアサービス分野においては、食品・コスメティック・ファッション販売等における人材派遣案件の受注が増加したほか、大手GMS・食品スーパーを中心にレジ業務、生鮮技師、オール電化・住宅リフォームの販売受付等幅広い職種での人材派遣案件の受注も増加した。

  このため、今2014年8月期の第3四半期累計決算は売上げ167億5100万円(前年同期比11.7%増)、営業利益16億6500万円(同22.6%増)を確保。通期でも売上げ218億円(前期比7.3%増)、営業利益18億5300万円(同10.9%増)の順調な収益確保が見込まれている。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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