上半期の韓国ウォン、対ドルで53.42ウォン(約5.5円)ウォン高に

2014年9月9日 20:45

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 今年上半期の韓国ウォンの対米ドル平均相場が1ドル=1,049.85ウォンと、前年同期(1,103.27ウォン)に比べ53.42ウォン(約5.5円)のウォン高となり、ウォン換算の輸出額が減少した。

 つまり、昨年上半期と同様に1億ドル分の輸出を行った場合、今年のウォン換算輸出額が約53億ウォン減少するというわけだ。

 5日に韓国銀行が発表した国民所得統計によると、今年上半期の財貨・サービスの輸出額はウォン換算ベース373兆9千410億ウォンで、前年379兆5千537億ウォンに比べ1.5%減少した。商品(財貨)の輸出額だけで見ると、同期比で340兆1千411億ウォンから332兆4千334億ウォンへと2.3%も減少したことがわかった。

 国際収支に反映されたドルベースの商品の輸出額がウォン換算時に減少するのは、ウォン高の影響が大きく作用している。

 実際、今年上半期の国際収支に反映された商品輸出額(ドルベース)は3千120億7千万ドルで、3.7%増加している。

 一方、今年上半期の財貨・サービスのウォンベース輸入額も338兆6千119億ウォンで、前年同期の350兆4千854億ウォンより 3.4%減少した。

 商品(財貨)輸入額だけで見ると、前年同期の282兆4千636億ウォンより4.7% 減少した。

 これについて韓国銀行の関係者は、「輸出企業が昨年と同量の輸出を行うと、売上げが減少する」と話している。

 一方、ウォン換算輸出額の減少は、2000年以降の統計で昨年初めて発生し、今年へと続いている。新しい基準に合わせた国民所得統計は、現在2000年まで溯って算出されている。(翻訳:中川)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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