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【近況リポート】トレジャー・ファクトリー:消費増税は同社にとって追い風
■8月の売上高は今期一番の伸び率、既存店も今期初の二ケタ成長
リサイクルショップを多店舗展開するトレジャー・ファクトリー<3093>(東マ)は8日、8月の売上速報値を発表した。
8月の全店売上高は、前年同月比21.9%増と今期一番の伸び率となった。また、既存店も13.2%増と今期初の二ケタ成長であった。
「GDPの6割を占める個人消費は、4月以降、駆け込み需要の反動で明らかに下振れしている。4月~6月の消費が下振れしたのは想定通りだとしても、7月の個人消費支出(1世帯あたり)が実質で前年比マイナス5.9%と、6月の同マイナス3.0%よりさらに悪化した点は気がかりだ。8月は異常気象による豪雨被害の拡大もあり、恐らく消費に期待はかけられない」(忠田公男の経済&マーケット展望)と個人消費が下振れしている中で、同社の売上高がこれほど順調に伸びている背景には、少しでも安くて、良いものを買おうとする消費者が多いということが端的に表れているといってよい。トレジャー・ファクトリーはそのような消費者のニーズを取り込んでいる。
もし、消費税10%が決定されるようであれば、同社にとっては追い風といえる。売上が順調に推移していることから、店舗出店も加速するものと予想される。
8日の株価は、同日12時に発表された8月の売上速報値を反映し、前日比138円高の1758円と高値引けとなった。2000円ラインを意識した動きが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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