需給面での押し上げも意識される/日経225・本日の想定レンジ

2014年9月9日 07:52

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記事提供元:フィスコ


*07:52JST 需給面での押し上げも意識される
[本日の想定レンジ]
 8日のNY市場はまちまち。日本の4-6月期GDP下方修正や、スコットランド独立を巡る不透明感で、対円やポンドでドル高が進行したことが嫌気され売りが先行。原油価格の下落を受けてエネルギー関連にも売りが広がった。しかし、ハイテク銘柄には中国アリババの新規株式公開やアップルの新製品発表会を控えて買いが散見された。ダウ平均は25.94ドル安の17111.42、ナスダックは9.39ポイント高の4592.29。シカゴ225先物清算値は大阪比85円高の15805円。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、日経平均は戻り高値水準を捉えてくることになろう。円相場は1ドル106円台に乗せてきていることも材料視されそうだ。ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジ(15640-15860)取引が続いているが、このところの+1σの攻防から、+2σ寄りでの値動きが意識される。週末に先物オプションSQを控えるなか、これまでの権利行使価格15625-15750円のレンジから、15750-15875円のレンジに移行する可能性もあり、需給面での押し上げも意識される。もっとも、連日で陰線形成が続いており、買い一巡後はこう着か。15750-15875円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 15875円−下限 15750円《TM》

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