錦織選手の快進撃で特需発生

2014年9月8日 15:06

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記事提供元:フィスコ


*15:07JST 錦織選手の快進撃で特需発生
6日(日本時間7日)、テニスの錦織 圭選手(24)が、全米オープンで世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手(27、セルビア)を破り、シングルスでは日本人初の決勝進出を果たした。
この試合では、錦織選手の快挙達成とともに、ファーストリテイリング<9983>が展開するカジュアル衣料品店「ユニクロ」とウエアの提供契約を結んでいる選手同士の対決としても注目を集めていた。
ニューヨークのユニクロでは、マンハッタンの5番街の旗艦店に特設売り場を設け「錦織モデル」のウエアを200着以上置いていたが2週間で売り切れ、今日までにジョコビッチ選手のものもほぼ完売となっている。
また、錦織選手の決勝進出を受けて、日本のスポーツ用品店でも特設コーナーが設置されているが、こちらも品薄状態という。
契約選手の活躍は、企業にとって非常に大きな宣伝効果があり、関連商品の販売・ひいては業績に直結するものだ。
錦織選手は、ユニクロの他、日清食品ホールディングス<2897>と所属契約を結び、独アディダス社のシューズを履き、米ウイルソン社のラケットを使用している。「ウイダーinゼリー(森永製菓<2201>が米ウイダー社と提携し、ウイダーブランドで発売しているゼリー飲料)」のウイダーも錦織選手をサポートしており、錦織選手が映る度、ウエアの肩や胸に貼られた各社のロゴやラケットのストリングに見えるロゴ、キュキュッと音を鳴らして止まる時のシューズの注目度は高い。
錦織選手の快進撃が、「錦織特需」となり各社の業績を後押しすることは間違いない。
運命の決勝戦は、日本時間9日朝に行われる。《YU》

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