【木村隆のマーケット&銘柄観察】エンバイオ・ホールディングスは中国からの追い風に注目

2014年8月19日 10:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  エンバイオ・ホールディングス <6092> (東マ)は、8月13日大引け後に決算を発表した。2015年3月期第1四半期の業績は売上げ3億230万円(前年同期比は未公表)、営業利益1800万円(同)の損失となった。

  株価はこれを受け低迷しているが、第2四半期からの業績回復に期待が大きい。第1四半期の低迷は、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動が見られたことが要因と考えられる。

  同社は土壌汚染調査・浄化工事を中核に、関連機器・資材の提供から汚染不動産の有効活用まで、土壌汚染問題のトータルソリューションを提供する。同社が強みを持つのが、原位置オンサイト浄化。これは土壌の改善について、掘り起こすことなく地質改善をするものである。掘削除去・場外搬出に比べ、低コスト、短工期、低環境負荷の特徴を持っている。

  土壌汚染の調査、浄化工事の設計・施工、施主へのリスクコンサルティングを行う。「原位置・オンサイト浄化」による顧客のコスト削減ニーズをつかみ、売上高の80%以上をリピート顧客からの受注が占める

  土壌汚染地を現状でリスクを見込んで購入して浄化後に再販する、ブラウンフィールド活用事業も順調に推移している。また、太陽光パネル設置架台及び杭の販売も堅調だった。

  持分法適用会社が事業を展開する中国では、2004年~2013年に実施された中国全土の土壌汚染調査の結果が4月に公表された。法整備を睨んだ国のモデル事業等の具体化が進むものと見られる。中国では土壌汚染については手つかずの状態にあり、同社の活躍余地は大きい。

  なお今3月期通期では、売上げ25億7000万円(前期比21.9%増)、営業利益2億5300万円(同9.3%増)を見込んでいる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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