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【木村隆のマーケット&銘柄観察】マキタは充電式草刈機のテレビCMで国内が好調
マキタ <6586> が7月31日に発表した今2015年3月期の第1四半期決算は、営業利益が175億円と、前年同期比64%増とすこぶる好調だった。今の所通期の見通しを変えてはいないが、第一四半期の販売伸長の勢いやユーロ高円安の効果が見込まれることなども踏まえると、計画は保守的といえる。
消費増税の反動減が懸念された国内は、影響があまりみられず、2桁増収とむしろ好調なスタートをきった。会社計画では今期、国内は消費増税後の反動減で15%の減収を見込んでいるが、会社計画ほど国内の販売が落ち込むことはなさそうだ。なお、国内においては2013年7月に充電式草刈機のテレビCMを放映し、電動工具のみならずブランドイメージの浸透を図った。
売上規模の大きい欧州については、ウクライナ問題の影響などもあり第1四半期はロシアが3割近い減収となった。ただ、ロシア以外の西欧、南欧などは販売が好調に推移しており、全体でみれば順調に回復が進んでいる状況といえる。会社の想定レートは1ユーロ=135円と実勢よりややユーロ安円高を見込んでいることもあり、欧州の売上高は通期でも会社計画より強めの想定線に沿って推移するとみる。
北米は現地通貨ベースで2桁増収と第1四半期は強い伸びを示した。景気回復が続く米国では電動工具の販売の基調自体は弱くなく、2四半期以降に減速が懸念される状況ではないと考える。
会社側は今回、「経営環境の先行きに不透明感がある」などとして計画を据え置いたが、第2四半期も国内や北米を中心に強めの業績推移となった場合、会社計画は保守的な感がさらに強まることになる。10月下旬に予定される上期決算公表時に計画が上方修正される可能性は十分あると考える。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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