日本株見通し:4月の戻り高値を突破へ、中小型の高ROE銘柄などに注目

2014年6月9日 07:58

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記事提供元:フィスコ


*07:58JST 日本株見通し:4月の戻り高値を突破へ、中小型の高ROE銘柄などに注目

9日の東京市場は堅調な展開が見込まれよう。6日の米雇用統計の結果を受けた海外市場の動向が影響することになろうが、予想通りの結果だった。ECB理事会や雇用統計の重要イベントが通過したことで、買い安心感などもあり、NYダウ、S&P500指数は連日で最高値を更新。シカゴ日経225先物は15200円に乗せてきており、日経平均はギャップ・アップで4月の戻り高値を突破しよう。短期的な過熱感が警戒されている中ではあるが、押し目待ちに押し目なし、といった相場展開になりそうだ。

また、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に関してはベンチマークに「JPX日経インデックス400」を採用することもあり、企業の自己資本利益率(ROE)の引き上げを狙った資本政策を強める動きなどが、投資家のセンチメントを明るくさせている。相対的に出遅れ感の目立つ中小型の高ROE銘柄などを見直す動きが広がろう。

イベントとしては今週10日にゲーム見本市「E3」がロサンゼルスで開催される。足元ではミクシィ<2121>効果でゲーム株物色が賑わいをみせていることもあり、ゲーム関連への支援材料になる可能性がある。東京・江東区は6日、都心部と競技場が集まる湾岸部を結ぶロープウエーの建設を東京都の整備計画に盛り込むよう要望することになったと報じられており、首都インフラなどへの物色も意識されよう。

そのほか、経済指標では9日に1-3月の国内総生産(GDP)改定値が発表される。コンセンサスは前期比年率5.7%増と、速報値の5.9%増から下方修正が見込まれている。12、13日には日本銀行が金融政策決定会合を開き、終了後に黒田総裁が会見を行う。既に市場では追加緩和の予想時期が今秋に後退しているほか、年内はないとの見方もあり、現状維持でノーサプライズであろう。《TN》

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