前場に注目すべき3つのポイント~シカゴは15000円を回復、年金資金の流入期待が支援へ

2014年6月3日 08:18

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記事提供元:フィスコ


*08:18JST 前場に注目すべき3つのポイント~シカゴは15000円を回復、年金資金の流入期待が支援へ

3日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:目先達成感も年金資金の流入期待が物色意欲を高めさせる
■外資系証券の注文動向:差し引き2220万株の買い越し
■前場の注目材料:GPIF米沢委員長、日本株の基本比率「20%高すぎない」

■目先達成感も年金資金の流入期待が物色意欲を高めさせる

☆日経225想定レンジ:上限15150円-下限14950円

3日の東京市場は堅調な展開が期待される。2日の米国市場では、ISM製造業景況指数の2度の修正に振らされた感はあるが、NYダウ、S&P500指数ともに最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円高の15050円と、節目の15000円を回復している。これにサヤ寄せする格好から、日経平均は4月4日以来、約2ヶ月ぶりに15000円を回復することになりそうだ。

2日の日経平均は年金資金と見られる買いのほか、ショートカバーの動きが強まったことにより、300円を超える大幅な上昇だった。節目の15000円回復ともなれば、目先の達成感からいったんは利益確定の売りなども出やすいと考えられる。4月7日に空けたマド(14985-15000円辺り)埋めも完了する。

一方で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の米沢委員長は、129兆円の資産運用の見直しについて「政府から要請があれば、8月に発表する可能性もある」と述べたと報じられている。また、現在12%としている日本株の基本比率は、「20%というのも高すぎるハードルではないかもしれない」とし、大幅な引き上げを検討する意向を示している。

この報道を受けてインデックスに絡んだ資金が流入しやすいと考えられ、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>など値がさ株が日経平均を押し上げてくる可能性がある。また、足元で需給改善が意識されている個人投資家についても、年金資金の流入期待が物色意欲を高めさせよう。

政府の成長戦略への期待感も高まることから、高ROE銘柄やこれまで売り込まれていた銘柄への見直しの動きが強まりやすいだろう。日経平均の15000円で達成感が強まる局面においての、押し目買い意欲は高そうだ。

■外資系証券の注文動向:差し引き2220万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1090万株、買い3310万株、差し引き2220万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月27日(火):200万株の売り越し
5月28日(水):70万株の買い越し
5月29日(木):100万株の買い越し
5月30日(金):250万株の買い越し
6月2日(月):320万株の買い越し

■前場の注目材料

・GPIF米沢委員長、日本株の基本比率「20%高すぎない」
・東証、ミクシィ<2121>株の信用取引に関して臨時措置
・KDDI<9433>とNTTドコモ<9437>、基地局を増設し高速LTEを広範囲で

☆前場のイベントスケジュール

<海外>

10:00 中国・5月非製造業PMI(4月:54.8)
10:30 豪・1-3月期経常収支(予想:-70億ドル、10-12月期:-101億豪ドル)
10:30 豪・4月小売売上高(前月比予想:+0.3%、3月:+0.1%)
10:45 中国・5月HSBC製造業PMI改定値(予想:49.7)《KO》

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