(中国)IPO再開:年内100社程度のペースで上場、証券当局トップが言及

2014年5月20日 09:40

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記事提供元:フィスコ


*09:40JST (中国)IPO再開:年内100社程度のペースで上場、証券当局トップが言及
新規株式公開(IPO)の再開を巡り、中国証券監督管理委員会(証監会)の肖鋼主席は19日、6月から年末までに100社程度の上場を計画していると述べた。毎月ほぼ均衡になるようなペースでの実施を予定しているという。複数メディアが20日伝えた。

中国本土市場では1年以上の空白期間を経て、今年1月にIPOが再開されたが、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)を控えた2月から再び停止状態が続いている。株式相場の低迷に加えて、制度改革を推進するための準備を進めていたことが停止の背景にあるとみられている。

肖主席の発言は、6月のIPO再開がほぼ確定したことを意味している。ただ、市場関係者の間では、IPOのペースは予想していたより緩やかとの見方も。今回の発言から単純計算すると、1カ月当たり14-15社が上場する計算となるが、地元メディアによれば、今年1月には45社がIPOを実施している。また、2010年、2011年の月間平均は29社、23社だった。《NT》

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