うかい:14年3月期業績は増収増益

2014年5月20日 07:18

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■2月の記録的な大雪の影響はあったものの、和食・洋食事業共に増収

 和食、洋食の高級レストランを運営するうかい<7621>(JQS)の14年3月期業績は、売上高120億24百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益3億84百万円(同1.2%増)、経常利益3億27百万円(同53.8%増)、純利益2億61百万円(同52.8%増)と増収増益を達成した。

 経常利益が大幅増益となった要因は、営業外費用において、前年あった社債利息、社債発行費用、借換関連手数料が消えたことで、1億94百万円から82百万円と大幅に減少したことによる。その結果最終利益も大幅増益となった。

 好業績であったことから、期末配当を直近の配当予想より3円増配の13円とし、年間配当15円(前期12円)に上方修正した。

 同社は、飲食事業(高級和食・洋食店)を主力として、文化事業(箱根ガラスの森美術館)も展開している。新たな成長ステージに向けた戦略として、サービス向上のための人材育成、製菓工房「アトリエうかい」の多面展開、和食店のお土産品強化、新業態の出店、海外企業との業務提携などを推進している。

 今年4月には新業態の割烹料理店「銀座kappou ukai」がグランドオープンした。また海外については、13年5月に台湾・高雄市FIHリージェントグループホテル内レストランのコンサルティング契約を締結して、海外初出店の準備を進めている。

 14年の業績については、2月の大雪の影響はあったものの、飲食事業の売上高は、108億28百万円(同3.8%増)であった。内訳は、和食事業55億78百万円(同1.5%増)、洋食事業52億49百万円(同6.2%増)と共に増収。

 文化事業は、上期までの来館者数の減少に加え、2月の記録的な大雪の影響もあり、売上高は11億96百万円(同4.4%減)であった。

 今期業績予想は、4年ぶりの新店舗である「銀座kappou ukai」が業績に貢献することもあり、売上高125億55百万円(前期比4.4%増)、営業利益4億91百万円(同27.8%増)、経常利益4億26百万円(同30.2%増)、純利益2億31百万円(同11.7%減)を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】エスクローAJはもみ合いも今期業績の減益転換を織り込み成長戦略に見直し余地(2014/05/08)
【今日の言葉】ガソリン価格上昇(2014/05/07)
【木村隆のマーケット&銘柄観察】アビストは自動車関連企業の好業績受け、増額に期待高まる(2014/05/07)
【編集長の視点】DNCは反落も決算発表を先取りして割安直近IPO株買いが再燃余地(2014/05/07)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事