イーストン 14年3月期経常益31.3%増、集積回路やパワーデバイスなどが好調

2014年5月16日 13:37

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記事提供元:フィスコ


*13:37JST イーストン---14年3月期経常益31.3%増、集積回路やパワーデバイスなどが好調
ルネサスイーストン<9995>は15日、2014年3月期決算を発表。売上高は前期比1.9%減の845.18億円、営業利益が同19.5%増の14.75億円、経常利益が同31.3%増の14.75億円、純利益が同91.0%増の12.17億円だった。4月に業績予想を上方修正しており、これに沿った着地だった。

品目別では、集積回路の売上高が前期比17.9%増の631.42億円だった。マイコンが産業・自動車分野で増加している。半導体素子は同6.8%増の131.02億円。ダイオード、パワーデバイス・光デバイスが自動車・産業分野を中心に増加した。表示デバイスは商流移管により民生分野が減少し、同85.9%減の18.55億円。その他は光製品の民生・産業分野の減少などにより、同11.3%減の64.18億円だった。

なお、15年3月期については、売上高が前期比6.5%増の900.00億円、営業利益が同13.8%増の16.80億円、経常利益が同11.8%増の16.50億円、純利益が同10.1%増の13.40億円を見込んでいる。自動車・産業分野を中心としたソリューション営業の推進を加速させる。

ルネサスイーストン<9995>は、ルネサスエレクトロニクス系の半導体商社。自動車向けに強みをもつ。集積回路、半導体素子、表示デバイスの販売、ソフトウェア開発、電子機器の開発、設計を手がける。主要仕入先はルネサスエレクトロニクス、日立製作所グループ各社など。《FA》

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