【株式市場】海外から円高再燃し日経平均は下げるが好業績株など選別物色

2014年5月15日 12:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の前引けは1万4279円69銭(126円07銭安)、TOPIXは1173.20ポイント(9.95ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億37万株

 15日前場の東京株式市場は、円相場が海外から1ドル101円台に入り、ユーロも139円台に入る円高基調のため日経平均の先物が売られがちの様子となり、好決算の銘柄などを個別に選別する展開。パイオニア<6773>(東1)が昨日発表の決算と音響事業の売却観測などを材料に出直りを強め、昨日決算発表のNTN<6472>(東1)やニチイ学館<9792>(東1)、シャッターの三和ホールディングス<5929>(東1)などが高く、株式分割も発表したミクシィ<2121>(東マ)はストップ高。

 また、経営統合を発表したKADOKAWA<9477>(東1)は朝高の後軟調だがドワンゴ<3715>(東1)は続伸戻り高値。海運株が南シナ海での中国・ベトナムの緊張を思惑材料に強く、三井不動産<8801>(東1)などの不動産株は本日13時過ぎに日銀総裁の講演があるとされて総じて高い。

 東証1部の出来高概算は10億37万株、売買代金は8821億円。1部上場1810銘柄のうち、値上がり銘柄数は423銘柄、値下がり銘柄数は1240銘柄。また、業種別指数は33業種のうち5業種が値上がりし、値上がり業種は海運、不動産、石油・石炭、鉄鋼、ゴム製品。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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