【中国の視点】クリミアからみる中台統一:道は遠く、7割近くの台湾若者が独立希望

2014年5月9日 08:05

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記事提供元:フィスコ


*08:05JST 【中国の視点】クリミアからみる中台統一:道は遠く、7割近くの台湾若者が独立希望
ウクライナのクリミア半島は今年3月、ロシアに併合された。ロシアが主導する経済圏への加入に反対する首都キエフでの大規模デモが発生してから数カ月しか経っていない。

クリミア半島が簡単にロシアに併合されたことを受け、中台統一の道も遠くないとの見方が浮上。ただ、中台関係に詳しい学者は、中国軍が強制的に台湾を侵攻しなければ、統一が簡単に実現できないと指摘した。

学者は、今年3月に発生した中台間のサービス貿易協定に抗議する台湾の学生運動「ひまわり学生運動」について、偶然な出来事ではないと指摘。中台統一に反対する若者の根強い思想が背後にあると分析した。

今回の学生運動の前に台湾の20-29歳の若者を対象に実施された世論調査では、台湾の独立を賛成する回答者が68.5%に上ったという結果が示された。

台湾の若者の考え方に詳しい専門家は、中国と台湾の人に同じ中華民族の血が流れているものの、台湾の若者の中で、自身が中国人として考えておらず、台湾人あるいは台湾民族という誇りをもっていると指摘。また、台湾の教育も独立に傾いており、これまで中国本土に対して片寄った見方が若者の思想に強く影響していると強調した。一方、中国本土に滞在した経験のある人は別の見方を示している。多くは中台間のサービス貿易協定を歓迎しており、中台統一に違和感がないという。

専門家は、中台統一を実現させるには、まず互いの交流と対話をもっと強化すべきだと指摘。また、台湾の教育を含めて一連の考え方を変えなければ、統一後も安定的な社会秩序を維持できないとの見方を示した。《ZN》

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