日本SF大賞特別賞を受賞した大森望氏、SF作家クラブへの入会がまたも拒否され騒動に

2014年4月28日 17:34

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 SF作品の編集や翻訳、評論などで活躍している大森望氏が、日本SF作家クラブへの入会を拒否された件が騒動になっている。

 大森氏は氏が編集したSF短編集「NOVA」において、第34回日本SF大賞の特別賞を受賞している。日本SF大賞は日本SF作家クラブにより創設された賞で、受賞者は推薦無しに日本SF作家クラブに入会を申し込むことができるのだが、日本SF作家クラブの総会において大森氏の入会を拒否する人たちがおり、その結果大森氏は日本SF作家クラブに入会できなかったという。

 これを受けて、「SF作家クラブの退会も視野に入れています」というクラブ員も現れている(くまニュース)。

 大森氏は以前にもSF作家クラブへの入会を拒否されているが、これに関しては以前SF作家クラブの会長を務めていた瀬名秀明氏が昨年末にブログでSF作家クラブの内情を説明している。これによると、一部のクラブ員が大森氏のことを毛嫌しており、そのために入会が拒否されたという。また、それに加えSF作家クラブの会長は権限がないことや、その運営や会則に関する問題点などについても述べられている。

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