概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は続伸、ルセフ大統領の支持率低下で国営企業高い

2014年4月18日 09:10

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記事提供元:フィスコ


*09:10JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は続伸、ルセフ大統領の支持率低下で国営企業高い
【ブラジル】ボベスパ指数 911.29 +1.78%
昨日17日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比911.29ポイント高(+1.78%)の52111.85で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは63、値下がり10と買いが優勢。セクターでの値下がりはなし。値上がり上位には石油・ガス、公益、素材などが並んだ。

朝方にはもみ合う場面もあったが、その後は徐々に上げ幅を拡大。ルセフ大統領の支持率低下を好感し、国営石油大手ペトロブラス(PETR4)が一時5.20%の大幅高に。市場では、ルセフ大統領の政策が国営企業の利益を損ねた根本要因だとの見方が強く、最近は政権の支持率低下はペトロブラスなどの買い要因になる流れが継続している。

【ロシア】MICEX指数 1329.67 +0.53%
17日のロシア市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比7.07ポイント高(+0.53%)の1329.67で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは38、値下がり12と買いが優勢となった。

終日にわたって方向感のない値動き。この日ジュネーブで行われたロシアとウクライナ、米国、欧州連合(EU)の外相級4者会談の成果を見守る雰囲気が支配的だった。プーチン大統領は軍隊を派遣する行為を「権利」としながらも、この権利を行使しないことを望むと発言。ウクライナ問題が武力衝突ではなく外交で解決されるとの期待が高まり、株式相場も引け間際に急速にプラス圏に浮上している。

【インド】SENSEX指数 22628.84 +1.58%
17日のインドSENSEX指数は4営業日ぶりに大幅反発。前日に四半期決算と楽観的な業界見通しを示したIT最大手タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)が上昇に転じ、ほかのIT銘柄も軒並み連れ高となった。また、中国成長率の予想上振れや良好な米経済指標など、外部環境の改善も安心材料に。さらに、この日投票が行われた多くの地域で投票率が大幅に上昇したことも政権交代への現実味を高まらせたようだ。

【中国本土】上海総合指数 2098.89 -0.30%
17日の上海総合指数は反落。終値で2100の大台を割り込んだ。新規株式公開(IPO)を巡り、上場審査が近く再開されるとの観測が需給懸念を強めた。また、北京での住宅売買の低迷や杭州での不動産価格の下落などが報じられ、不動産セクターの足かせとなった。ただ、指数の下値は限定的。国務院(内閣に相当)は前日、農業の発展を支援するため、県レベル以下の農業商業銀行の預金準備率を適切に引き下げる方針を表明。これが一段の金融緩和期待を強めた。《FA》

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