8日の香港市場概況:3日ぶり反発、中国の景気対策期待などで1カ月ぶり高値

2014年4月8日 17:30

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記事提供元:フィスコ


*17:31JST 8日の香港市場概況:3日ぶり反発、中国の景気対策期待などで1カ月ぶり高値

8日の香港市場では主要指数のハンセン指数が3営業日ぶり反発となり、前日比219.82ポイント高(+0.98%)の22596.97で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同164.93ポイント高(+1.62%)の10321.82、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同42.77ポイント高(+1.01%)の4275.67だった。

ハンセン指数は終値で3月4日以来、約1カ月ぶりの高値を付けた。前日の米国株安を受けて朝方は軟調な場面もあったが、ほどなくプラス圏に浮上。中国の景気対策期待や、これを受けて清明節連休明けの中国本土市場が上昇したことが支援材料となった。さらには、自社株買いの実施が明らかとなったテンセント(00700/HK)が急速に買い戻され、指数は一段高に。ただ、明日9日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が発表されるとあり、買い一巡後には日中高値圏での横ばい推移となった。

ハンセン指数の構成銘柄では、テンセントが1.60%反発。朝方は売りが先行したものの、ほどなく買い戻された。足元の株価下落を受けて、約1年ぶりに自社株買いを実施したことが材料視された。また、中国工商銀行(01398/HK)や中国建設銀行(00939/HK)が2%超の上昇率となるなど、本土系銀行株の上げも目立った。

半面、長江実業(00001/HK)や恒基兆業地産(00012/HK)など香港系不動産セクターが総じて安い。米国の早期利上げや香港での不動産価格の下落が警戒された。このほか、昆侖能源(00135/HK)が3.35%安と大きく下落した。シティグループは同社の液化天然ガス(LNG)事業の先行きに懸念を示し、目標株価を引き下げている。

ハンセン銘柄以外では、同じく自社株買いを実施した国美電器(00493/HK)が7.63%上昇。また、中信21世紀(00241/HK)が0.58%値を上げた。中国の電子商取引大手アリババ・グループによる資本参加案について、7日の株主総会で可決されたことが支援材料。半面、転換社債(CB)発行計画を発表した金蝶国際ソフト(00268/HK)は9.28%値下がりした。《KO》

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