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ユーロ高にいらだつ欧州中央銀行
記事提供元:フィスコ
*08:00JST ユーロ高にいらだつ欧州中央銀行
このところユーロが対ドル・対円で上昇を続けていたことから、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁やECBの理事からユーロ高を牽制する発言が続いていた。しかし、「口先介入」だけではほとんど効果がなく、ユーロは依然として高値圏で推移している。欧州の金融危機が一服していることも背景に、日米の金融緩和が続いているのに対して欧州は金融緩和に踏み切るといった実際の行動には出ていないのが要因だ。 しかし、ユーロ圏はじわじわとディスインフレ状態が続いており、このまま行くと円高デフレに苦しんだ日本と同じ道をたどりかねない。これ以上ユーロ高が進んで、輸出産業の不振によりユーロ圏経済が停滞するのは絶対に避けたいところだろう。 4月4日には独紙が、欧州中央銀行が1兆ユーロ(約104兆円)もの資産買い入れ案を策定したと報じた。これはユーロ高にいらだつ欧州中央銀行筋が、口先だけではないということを示すために具体策をリークしたとみられる。 欧州中央銀行が日米のような量的緩和(QE)を実施するにはどの国の国債をどれだけ買うのかなど、テクニカル的な問題も多いが、ユーロ高・デフレを避けるために量的緩和を実施する臨界点は着実に迫っているようだ。 ともあれ、ユーロ高・デフレを阻止するという欧州中央銀行の姿勢は鮮明になりつつあり、様々な「介入」によりここからユーロが一段と上昇するのは非常に難しい情勢だ。《YU》
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