【株式市場】金融経済月報の輸出横ばいなど気になり日経平均は1万5000円を割る

2014年3月12日 16:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万4830円39銭(393円72銭安)、TOPIXは1206.94ポイント(26.27ポイント安)、出来高概算(東証1部)は20億2048万株

  12日後場の東京株式市場は、日銀の金融経済月報で輸出動向が横ばい圏内と伝えられたことなどがいわれて一段と手控え模様になり、東証1部銘柄の売買代金上位30銘柄に高い銘柄はなし。出来高上位30銘柄で高い銘柄は古河電気工業 <5801> のみ。

  日経平均は一段ジリ安。大引けにかけて395円93銭安の1万4828円18銭まで下げ、終値では3月5日以来の1万5000円割れとなった。このため短期的な値幅を追う動きが強まり、日本電子材料 <6855> が1月に2倍高の実績ありと東証1部の値上がり率1位。イー・キャッシュ <3840> (東マ)は消費税によってICタグの需要に期待とされて急伸、業績予想を増額したFJネクスト <8935> や株主優待を発表したアビスト <6087> (JQS)も高い。

  本日新規上場となった日本BS放送 <9414> (東2)は9時15分に1940円で売買が成立し、公開価格1820円を6%上回る値段で初値を形成。高値は1950円、安値は1820円、終値は1930円。

  もう1社、汚染土壌の調査や浄化を行なうエンバイオ・ホールディングス <6092> (東マ)は後場も買い気配のまま売買が成立せず、大引けは本日の気配値の上限の1334円。公開価格580円に対し2.3倍。

  東証1部の出来高概算は20億2048万株、売買代金は1兆9019億円。1部上場1790銘柄のうち、値上がり銘柄数は79(前引けは113)銘柄、値下がり銘柄数は1667(前引けは1619)銘柄。

  また、東証33業種別指数は前引けに続いて全33業種すべて値下がりし、値下がり率の低い業種は、空運、水産・農林、医薬品、サービス、小売り、食料品、電力・ガス、銀行、陸運、など。一方、値下がり率上位は海運、非鉄金属、石油・石炭、金属製品、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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