【株式市場】年金の運用拡大に期待強まり好業績株も強く日経平均は続伸

2014年3月6日 16:00

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万5134円75銭(237円12銭高)、TOPIXは1228.36ポイント(15.46ポイント高)、出来高概算(東証1部)は22億4532万株

  6日後場の東京株式市場は、日経平均の先物主導で一段高となり、円安の再燃も好感する形でトヨタ自動車 <7203> の上げ幅が100円を超えるなど、主力株が軒並み一段高。厚労省が年金運用に関して国内債券中心の運用を求めない方針と伝えられたため株式運用拡大の期待が強まり、日経平均は14時にかけて305円49銭高の1万5203円12銭まで上げ幅を拡大。終値で2月25日以来の1万5000円台回復。

  三井不動産 <8801> などの不動産株も一段ジリ高。材料株物色も強まり、日本冶金工業 <5480> は戦略特区構想の候補地に思惑再燃となり急伸。アプリックスホールIPディングス <3727> (東マ)はスマートフォン用アクセサリーなどの商品化を簡単化するモジュールの開発などが言われてストップ高。イメージ情報開発 <3803> (JQG)は黒字転換予想を好感してストップ高。NTT(日本電信電話) <9432> は個人株主を増やしたい意向と伝えられて高値更新。

  本日新規上場となったサイバーリンクス <3683> (JQS)は前後場とも買い気配のまま売買が成立せず、大引けは公開価格2400円に対し2.3倍の5520円の買い気配。クラウドサービスや移動体通信機器の販売などを行ない、2014年12月期の業績予想は売上高が前期比16.0%増の86億6600万円、営業利益が同19.6%増の4億500万円、純利益が同23.2%増の2億3500万円、1株利益は166円55銭。

  東証1部の出来高概算は22億4532万株、売買代金は2兆972億円。1部上場1786銘柄のうち、値上がり銘柄数は1355(前引けは744)銘柄、値下がり銘柄数は329(前引けは864)銘柄。

  また、東証33業種別指数は32業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券・商品先物、不動産、情報・通信、その他金融、鉄鋼、非鉄金属、海運、銀行、輸送用機器、銀行、建設、など。一方、値下がりは鉱業のみだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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