関連記事
【木村隆のマーケット&銘柄観察】コンドーテックは好環境が続く、評価替えの動きはこれから本番
コンドーテック <7438> はまだ成長性評価の動きは不十分で、なお訂正高の余地は大きい。今2014年3月期の第3四半期累計決算は売上げ349億4700万円(前年同期比14.0%増)、営業利益24億5300万円(同22.7%増)の大幅な増収、増益決算となった。
つれて今3月期通期の見通しについて、売上げを433億7200万円から、465億8800万円(前期比13.2%増)へ、営業利益も同じく28億8400万円から31億2100万円(同17.2%増)へ、それぞれ増額修正を行った。
株価もそれに反応してそれなりに見直し人気を集めたが、まだ足元の好業績評価の動きにとどまっている。来期以降の展開力を見据えると、見直しの流れが再燃の可能性が強いと思われる。
同社はネジ、ボルト、ターンバックルブレース、チェーン、ワイヤーロープなどの土木・建築用資材のほか、空調機器、照明器具など電設資材の卸売販売を手掛ける。自社で製造部門を持ち、ターンバックルや足場吊りチェーンなど金属製品の製造・販売を行っている。足元では、公共工事の増加や景況感の改善に伴う民間建築工事の増加などを背景に、主力の産業資材が好調に推移している。
同社の特徴は、商社として、そしてメーカーとしての2つの顔を持つ点にある。商社として持つ全国42の営業ネットワークで顧客のニーズを的確にとらえ、ここで収集された情報が新製品の開発に活かされている。そして現在、ニーズに応えるべく、首都圏事業、アンカー施工事業、鉄道事業、海外事業にも取り組みはじめている。
さらに、期待が大きいのが太陽光発電システムの展開。同社は太陽光発電の架台を構成する鉄構資材を手掛けているが、子会社で太陽光発電システムのパネルなどを扱っており、グループ内のシナジー効果を活かし、太陽光発電システムが収益の大きな柱に育っていくことが期待される。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【話題】日経平均が後場に急落(2013/02/24)
・中西製作所は最高純益を伸ばす業績上ぶれ観測を受けて続伸(2013/02/24)
・【今日の言葉】ソチの成功に思う(2013/02/24)
・三東工業社は反落も2Q業績上ぶれ着地で値ごろ割安株買いが再燃余地(2013/02/24)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
