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愛知県の第三セクターが複合型マリンリゾート施設「ラグーナ蒲郡」をHISに売却
*15:11JST 愛知県の第三セクターが複合型マリンリゾート施設「ラグーナ蒲郡」をHISに売却
愛知県は17日、県の出資する第三セクター「蒲郡海洋開発」が運営する複合型マリンリゾート施設「ラグーナ蒲郡」のうち、テーマパークなどの3施設を、大手旅行会社「エイチ・アイ・エス(HIS)」に売却すると発表した。売却額は未定。
集客施設のテーマパークとショッピングモール、温泉施設の運営を「蒲郡海洋開発」から切り離し、「HIS」を中心として9月末に新たに設立する予定の運営会社に引き継ぐ。「ラグーナ蒲郡」の分譲地販売事業などは、「蒲郡海洋開発」が引き続き行う。
「蒲郡海洋開発」は愛知県、蒲郡市、トヨタ自動車など民間9社で1991年11月に設立され、「海の軽井沢」をキャッチフレーズに掲げ、120ヘクタールを埋め立て、テーマパーク、ショッピングモール、温泉施設を順次開業し、累積の来場者は3500万人に達している。
13年度の「ラグーナ蒲郡」の来場者は325万人の見込みで、直近の2014年3月期では単年度の営業黒字を計上できる予定だ。
しかし、安定して黒字経営を続けていくことが難しいことや、建設時の埋立造成費の負担が大きいこと、分譲地売却の遅れ等による累積赤字解消などのため、抜本的な見直しが不可欠となり、昨年から愛知県、蒲郡市とトヨタ自動車などが経営再建を協議し、複数のテーマパーク運営事業者に意向を調査していた。
「HIS」は長崎県佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス」を開業以来18年間の赤字経営から1年で黒字化させ、再建に成功している。
とはいえ、実績ある「HIS」に集客施設の経営を委ねることで集客力を強化することはできても、引き続き手掛ける分譲地の販売が思ったように進まなければ、再建への道のりは厳しいと言わざるをえないだろう。《YU》
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