【木村隆のマーケット&銘柄観察】エンビプロは資源リサイクル事業の成長を評価、株価は出遅れ顕著

2014年2月18日 11:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  エンビプロ <5698> (東2)は、好業績見直しの動きに乗り、出直り相場へ舵をきりそうなタイミングだ。2月13日に発表された、今2014年6月期の12月中間決算は売上げ170億7100万円(前年同期153億8500万円)、営業利益3億2600万円(同1億4000万円)と大幅な増収、増益決算となった。

  同社は、企業、解体物件などから排出される金属スクラップおよび産業廃棄物の資源リサイクルが主たる事業。鉄スクラップ輸出は前半低迷したが、後半にかけ輸出が改善した。資源リサイクル事業では、大型解体物件の受注、固形燃料製造強化、地場商圏へのリサイクル原料の集荷営業強化により、安定した仕入れが販売へ繋がり収益が拡大した。

  今6月期については売上げ397億3000万円(前期比4.6%増)、営業利益7億9700万円(同3.6%減)の従来の見通しを据え置いた。今期の減益については、前6月期の第4四半期に稼働した大型設備の減価償却費の増加、営業・管理体制強化のための人員増による人件費の増加、各種上場関連費用の計上による固定費の増加が要因。

  中期的にはリサイクル技術を高めることで廃棄物から有用金属、プラスチックなどのリサイクルの資源の回収率をアップし、廃棄物から有用資源を選別し還元するリサイクル請負事業を強化する。金属スクラップ相場に影響されない安定収益源の確保を目指す。また、地方自治体で処理される一般廃棄物は一定の規模が見込まれ、自治体との協力体制を構築し、営業基盤を強化する。

  一方、中国や東南アジアの経済は今後も成長が続く見通しにあり、海外現地法人の設立や海外企業との業務提携を行うことにより、海外市場での展開をさらに拡大していく。資源リサイクル企業としての成長性に比べ、PBR0.7倍、PER6.7倍という株価はあまりにも出遅れが目立つ水準だ。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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