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週刊ダイヤモンド今週号より~営業利益1兆円は確実でもソフトバンクを悩ます内憂外患
*08:00JST 週刊ダイヤモンド今週号より~営業利益1兆円は確実でもソフトバンクを悩ます内憂外患
ソフトバンク<9984>が好決算をたたき出し、株価はこの1年間で2倍に跳ね上がっています。だが、その実態は、ビジネスモデルを根底から揺るがしかねないリスクをはらんでいます。実態を詳細に分析していくと、さながら「ソフトバンク劇場」を演出してきた時価総額経営が揺らぐ危うさを秘めていることが見えてきます。
ソフトバンクは外国人投資家の割合が半数程度を占めており、株価がグローバルなマクロ経済の影響を受けやすい面があります。現に今年に入って、時価総額は約2.5兆円が一気に吹っ飛んだことになり、時価総額はグローバル経済次第で大きく乱高下する危険をはらんでいます。
また、世界最大規模を誇る、中国Eコマースのアリババ集団の株式を約37%保有しています。企業価値が13兆円とも20兆円とも試算されるアリババは、米国上場を検討しているといわれ、投資家たちの期待の高まりがソフトバンクの株高を支えてきた面もあります。アリババ保有銘柄としての期待感だけで、株価の少なくとも4分の1程度が下支えされているとみられています。ただ、アリババは成長が目覚しいものの、ここにきて年内上場は不透明な状況になっています。
昨年買収した米国第3位の通信事業者スプリントの業績も芳しくありません。契約数の推移は、買い約数が新規契約数を上回り、「独り負け」の様相を呈しています。また、次世代高速通信網LTEサービスの展開も明らかに遅れており、「このまま2~3年苦戦が続けば、4位に転落することもあり得る」とみられているようです。
最大のアキレス腱は有利子負債の多さです。「金融機関は、時価総額と有利子負債の割合を見ている」とされている状況下、時価総額が縮小すれば、金融機関が態度を硬化させないとも限らず、資金調達に影響が出かねないばかりか、これまでの好循環がgy買う回転し始める可能性も否定できません。《NT》
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