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NYの視点:米1月雇用統計の先行指標は弱い
*07:01JST NYの視点:米1月雇用統計の先行指標は弱い
米国労働省は7日にワシントンで1月雇用統計を発表する。ただ、同統計の先行指標は弱く、警戒感が強まっている。米国の大手給与計算アウトソーシング会社ADP(オートマティック・データ・プロセッシング社)が発表した民間部門の雇用統計は前月比+17.5万人と、市場予想の+18.5万人を下回り昨年8月以来で最低の伸びとなった。同統計は労働省が発表する雇用統計と最も相関関係が強いとされている。このため、米雇用統計への不安が強まった。
また、製造業の雇用もふるわない。全米の製造業活動の主要指標として知られるISM(米供給管理協会)が発表した1月の製造業景況指数の中の雇用項目は52.3と、2013年6月以来で最低を記録。ただ、米国の経済の3分の2を占めるため注目されていたISMの非製造業業指数の雇用は56.4と逆に12月の55.6から改善した。
昨年12月の雇用統計は予想を大幅に下振れたものの、厳冬、悪天候が影響したとの見方が強く今回の統計で上方修正されるとの期待も根強い。しかし、シティグループなどのアナリストが指摘するように昨年12月の雇用の低迷が11月の雇用の大幅増の反動である可能性もあり12月の雇用が上方修正されない可能性もある。このことも不安感につながっている。
ただ、予想を下振れた12月の米雇用統計、新興国の混乱にもかかわらず連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーは資産購入策を現在のペースで縮小継続する姿勢を崩していない。メンバーの米国経済に対する見通しは引き続き強い。14年度のFOMCメンバー、プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁は14年の米経済で3%成長を予想、QE縮小ペースを加速させることを正当化すると強調した。このためドルの押し目買いが有効になると考えられる。
●1月雇用統計先行指標
■ADP雇用統計:前月比+17.5万人(予想:+18.5万人、12月:+22.7万人←+23.8万人)昨年8月以来で最低
■米ISM製造業景況指数:
雇用:52.3(12月55.8)、2013年6月以来で最低
■米ISM非製造業景況指数:
雇用:56.4(12月55.6)
■フィラデルフィア連銀景況指数
◎現況
雇用者数:10.0(12月4.4)10月来で最高
週平均就業時間:-5.3(4.8)
◎6ヶ月見通し
雇用者数:17.5(18.2)過去6が月で最低
週平均就業時間:5.5(9.5)過去6が月で最低
■リッチモンド連銀製造業景況指数
◎現況
雇用者数:6(12月14)
週平均就業時間:8(6)
◎6ヶ月見通し
雇用者数:12(17)、13年8月以来で最低
週平均就業時間:11(14)
■NY連銀製造業指数
◎現況
雇用者数:12(12月0)過去6月間で最高
週平均就業時間:1.22(-10.84)3カ月ぶりのプラス
◎6ヶ月先の見通し
雇用者数:20.73(9.64)
週平均就業時間:9.76(1.20)
■消費者信頼感指数
◎現状
雇用
十分:12.7%(12月:11.9%)
不十分:54.7%(55.2%)
困難:32.6%(32.9%)
◎6ヶ月見通し
・雇用
増加:15.4%(12月17.1%)
減少:18.3%(19.4%)
不変:66.3%(63.5%)
・所得
増加:15.8%(13.9%)
減少:13.6%(14.3%)
不変:70.6%(71.8%)
●市場エコノミスト米1月雇用統計予想
失業率:6.7%(11月:6.7%)
非農業部門雇用者数:前月比+18.2万人(+7.4万人)
民間部門雇用者数変化:前月比+18.8万人(+8.7万人)《KO》
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