TAC:第3四半期連結業績は減収ながら大幅増益

2014年2月5日 09:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■賃借料・講師料・教材制作外注費・人件費・広告費の削減という事業構造改革の効果が本格寄与

 TAC<4319>(東1)の今期14年3月期第3四半期連結業績は、増収とはならなかったものの、売上原価、販管費等のコスト削減が実現したことから利益面でのV時回復となった。

 第3四半期連結累計の業績は、売上高は前年同期比2.9%減の155億66百万円、営業利益は同28.3倍の12億47百万円、経常利益は同757.5%増の14億92百万円、純利益は同21.5%増の9億34百万円と減収ながら大幅増益となった。

 売上については、法人研修事業、人材事業が増収となったものの主力の個人教育事業が前年同期比5.2%の減収となったことから、全体でも減収となった。

 利益面では、賃借料・講師料・教材制作外注費・人件費・広告費の削減という事業構造改革の効果が本格寄与した結果、売上原価が前年同期比10.2%減、販管費が同10.4%減となり大幅増益となった。

 税理士、司法試験講座はまだ縮小傾向にあるものの、公認会計士は、昨年より新規株式公開の活況を背景に大手4大監査法人が積極的に採用するなど、公認会計士の未就職の問題が解消していることから、受験環境は好転している。また、企業研修向けのヒューマンスキル講座や建築士講座も順調に立ち上がっている。新規開講の教員試験対策講座も売上が立ち始めている。

 最近の話題としては、12月27日に増進会出版社との資本・業務提携が挙げられる。増進会出版社は、子会社のZ会を通じて通信教育事業などの教育サービス事業を展開している。TACの教室運営ノウハウや資格系コンテンツ開発力などと、増進会出版社の通信教育ノウハウや教養系コンテンツ開発力などを融合させて、新たなソリューションの提供を目指す狙いである。

 また、1月29日にはTACの100%出資の子会社であるオンラインスクールは、スマートフォンやタブレットをメインデバイスとした新しいオンライン教育サービス「オンスク.jp」を開始した。「日商簿記3級」学習アプリを皮切りに、「証券外務員二種」「FP 技能3級」「ビジネス実務法務検定3級」等、人気の資格学習アプリを順次投入していく予定。

 今期通期連結業績予想については、既に第3四半期純利益が通期予想純利益を大幅に上回っているが、同社では、来期以降の健全な経営を推進するため、出版事業の在庫評価減について期末に向けて検討を進めていること等もあり、当初予想を据え置くとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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