日経平均のこう着は想定内、物色は決算での個別対応に/ランチタイムコメント

2014年1月31日 12:09

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記事提供元:フィスコ


*12:09JST 日経平均のこう着は想定内、物色は決算での個別対応に
 日経平均は小幅に上昇。22.30円高の15029.36円(出来高概算12億7000万株)で前場の取引を終えた。30日の米国市場は10-12月期GDPが好感されたほか、新興国の通貨安に対する懸念も後退し、NYダウは100ドル超の上昇。シカゴ日経225先物清算値は大証比110円高の15100円となるなか、買い先行で始まった。ただ、日経平均は寄り付き直後につけた15143.88円が高値となり、その後はこう着感の強い相場展開をみせている。前引け間際には先物主導によるインデックス売りによる影響から15000円を割り込む局面もみられていた。
 セクターでは鉄鋼の上昇率が2%を超えているほか、海運、電力ガス、食料品、空運、繊維、その他金融、銀行などがしっかり。一方で、倉庫運輸、ゴム製品、小売などが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が6割を占めているほか、規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに上昇。指数インパクトの大きいKDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、京セラ<6971>などの弱い値動きが重しに。
 日経平均は15000円近辺でのこう着となっているが、決算集中日であることから積極的に上値を買い上がる向きは限られており、想定内の値動きであろう。また、朝方こそ強い値動きをみせていたソフトバンク<9984>が下げに転じる一方、利食いが強まっていたサイバエージ<4751>が急速に切り返しをみせるなど、短期的な需給要因の影響を受けやすい地合いのようである。
 前引け後には大手海運の決算が発表されているほか、ユニチャーム<8113>が決算と併せて自社株取得枠の設定を発表しており、市場の関心が集まりそうだ。そのほか、上方修正を発表したトクヤマ<4043>、アルプス物<9055>、アルパイン<6816>のほか、増額修正を発表したID<4709>の動向が注目される。(村瀬智一)《FA》

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