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【中国から探る日本株】脱石炭依存を加速、消費ウエート引き下げ目標の達成を大幅前倒し
記事提供元:フィスコ
*08:12JST 【中国から探る日本株】脱石炭依存を加速、消費ウエート引き下げ目標の達成を大幅前倒し
深刻な大気汚染が社会問題化している中国は、脱石炭依存を加速させる方針だ。先ごろ開かれた全国エネルギー工作会議において、エネルギー消費総量に占める石炭の比率を65%以下に引き下げるとの数値目標の達成時期を2014年に前倒しすることが明らかにされた。昨年9月の発表時点では2017年に設定されていた。
中国は世界最大の石炭消費国であり、その消費量は世界の約半分を占める。エネルギー消費総量に占める石炭の比率は2012年時点で約70%と、先進国を大きく上回っている。米国の同比率は20%弱だった。
中国政府は石炭に代わるエネルギーとして、天然ガスへの移行を進めると同時に、クリーンエネルギーの発展を促す方針。クリーンエネルギーの支援分野としては、水力や風力、太陽光、バイオマス、原子力などが含まれる。
「経済参考報」(27日付)によれば、うち原子力発電所について、業界関係者は今年中に100万キロワット級のプラントが少なくとも4基着工すると予測している。その投資総額は600億元(約1兆200億円)に上る見込みという。
中国の消費量が減少すれば、石炭の国際相場にも下押し圧力がかかる見通しで、日本においても石炭を燃料とする業界には朗報となる。また、中国におけるクリーンエネルギー推進の動きにより、各種発電機や部品を手掛ける国内外のメーカーに恩恵が及ぶと指摘されている。《NT》
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