(中国)信用リスクの連鎖広がる、銀行当局トップが警戒感

2014年1月23日 11:31

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記事提供元:フィスコ


*11:31JST (中国)信用リスクの連鎖広がる、銀行当局トップが警戒感
中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の尚福林主席は、商業銀行の信用リスクは新たな情勢と特徴を示し始めているとし、地域、業種間での連鎖が広がっていると述べた。長江デルタからその他の東部省市および中西部地域へ、鉄鋼、太陽電池、船舶といった業種から川上・川下業種へ波及しているという。

「21世紀経済報道」(23日付)が消息筋情報として伝えたもので、尚主席は先ごろ開かれた高官会議で上記の認識を示した。報道によれば、中国の商業銀行の不良債権残高は昨年11月末時点で年初比1079億元(約1兆8340億円)増加。10月、11月には加速傾向を示し、それぞれ285億元、139億元の伸びを示した。

過剰生産が根深い鉄鋼業界ではこれまで、融資担保の重複設定など規定に違反する行為が報告されていたが、現在では石炭や木材、水産品貿易といった業種でも同様の現象が確認されている。ある中国中部の省では、2013年の不良債権残高の増加額のうち65%前後を資源系の業種が占め、鉄鋼、非鉄金属、石炭といった業種に銀行融資が集中しているという。《NT》

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