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NYの視点:来週は中国GDPネガティブサプライズ警戒&安倍首相演説に注目
*08:56JST NYの視点:来週は中国GDPネガティブサプライズ警戒&安倍首相演説に注目
1/14付けのシカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで円の売り持ち高は前週から大幅に減少。昨年11月初旬以来の低水準となった。円の売り持ち高が2007年来の高水準規模から減少したため、円が下落する余地が広がった。
■来週のポイント
来週は中国の国内総生産(GDP)、日本銀行の金融政策決定会合、スイスのダボスで開催される世界経済フォーラム年次総会に注目が集まる。中国の成長が予想を下回るペースだと、世界経済への不安が広がりリスク回避の円買いが優勢となる可能性がある。しかし、注目のアベノミクスで日本の景気回復、デフレ脱却を目指す安倍首相の基調講演次第では更なる円安進行につながる。
●日本
1/21:日銀金融政策決定会合
1/22:日銀展望レポート中間評価
4月の消費税引き上げに向けて日銀が追加緩和に踏み切るかどうかが金融関係者の間での議論の的となっている。日銀は1月の会合で、「まだ追加緩和の基盤ではない」との判断を下すと見られている。また、展望レポートでも10月の見通しから大幅な改善は予想されていない。ただ、円安の進行でインフレの見通しが改善される可能性が指摘されている。
●世界経済
1/22-25日:世界経済フォーラムの年次総会(スイス、ダボス会議)
1/22:安倍首相、スイスのダボス会議で基調講演
ダボス会議には、世界各国の首脳や中央銀行高官らが集まり経済問題など世界が直面する課題をめぐって意見交換する。参加者には安倍首相、キャメロン英首相、メキシコのペニャニエト大統領、韓国の朴大統領らのほか、黒田日銀総裁、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、カーニー英中銀総裁らが含まれる。また、ルー米財務長官、ラガルドIMF専務理事も参加予定。特にデフレ脱却や景気浮揚を目指した「アベノミクス」を推進している安倍首相の基調演説に注目。内容次第では更なる円売りにつながる。ラガルドIMF専務理事やルー米財務長官は、世界経済の回復を押し上げるためにも日本の一段の措置を要請している。
核開発でイランが譲歩する姿勢を見せたためイランも含めた欧米との6カ国協議ではイランに対する制裁の緩和が決定された。しかし、イスラエルはこの決定に反対。緊迫が続いている中、イランのロウハニ大統領とイスラエルのネタニヤフ首相の講演にも注目される。
●中国
1/19:10-12月期国内総生産(GDP):予想前年比+7.7%(7-9月期:7.7%)、12月鉱工業生産:予想前年比9.7%(11月9.7%)、12月小売売上高:前年比予想+13.6%、
11月+13.7%
1/22:1月HSBC/マークイットフラッシュ製造業:予想50.5(12月50.5)
貿易の停滞が響き10-12月期GDPはネガティブサプライズも警戒されている。12月分の貿易収支で黒字幅は予想外に縮小。7月以来の低水準にとどまった。
●米国
1月28-29日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を控えたブラックアウト期間にはいるため米連邦準備制度理事会(FRB)関係者の発言は予定されていない。
米労働省が発表した昨年11月の求人件数は400万件と、2008年3月以来で最高となった。11月に雇用された労働者は449万人、新規雇用者は全雇用者の3.3%を占める。自己都合退職者は243万人と、2008年9月以来で最多。一方、解雇者は146万人で、2000年以来で最小となった。この結果は労働市場の「停滞」が緩和しつつある証拠、との見方も浮上。求職者数に対して求人件数が増加傾向にあるほか、自己都合退職者が増加していることは「労働市場回復の証拠」と指摘されている。
雇用を重要視するイエレン議長率いる連邦公開市場委員会(FOMC)がQE縮小を継続する可能性が一段と強まった。
◎米国企業決算
1/21:製薬のジョンソン&ジョンソン、通信のベライゾン、ITサービスのIBM、保険のトラベラーズ、半導体のテキサス・インスツルメンツ(21日)、AMD(21日)
1/22:航空部品などのユナイテッド・テクノロジーズ、オークションサイトのイーベイ、資源のフリーポート・マクモラン
1/23:ファストフードのマクドナルド、ソフトウェアのマイクロソフト、コーヒーチェーンのスターバックス
1/24:家庭用品のプロクター&ギャンブル
*日本円
ネット・円売り持ち:-118,066(1/14)←円売り持ち:-128,868(1/7)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077)
*ユーロ
ネット・ユーロ買い持ち:+9,246(1/14)←ユーロ買い持ち: +14,498(1/7)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高)
*ポンド
ネット・ポンド買い持ち:+11,160(1/14)←ポンド買い持ち:+18,178(1/7)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366)
*スイスフラン
ネット・スイスフラン売り持ち:-2,941(1/14)←スイスフラン買い持ち:+4,727(1/7)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331)
*加ドル
ネット・加ドル売り持ち:-67,345(1/14)←加ドル売り持ち:-60,542(1/7)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001)
*豪ドル
ネット・豪ドル売り持ち:-51,988(1/14)←豪ドル売り持ち:-56,852(1/7)
*NZドル
ネット・NZドル買い持ち:+9,614(1/14)←NZドル買い持ち:+7,866(1/7)
*メキシコペソ
ネット・ペソ買い持ち:+13,717(1/14)←ペソ買い持ち:+17,607(1/7)(直近買い持ち高最高:08年2/29+125,000)《KO》
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