長期投資だからこそ今を知るべきである=犬丸正寛の相場格言

2014年1月10日 14:17

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

「山よりでっかい猪は出ない」という太っ腹で、昔は、株投資はどっしりと構え目先の材料に惑わされず長期投資がよいとされてきました。

「山よりでっかい猪は出ない」という太っ腹で、昔は、株投資はどっしりと構え目先の材料に惑わされず長期投資がよいとされてきました。[写真拡大]

■長期投資だからこそ今を知るべきである

 「山よりでっかい猪は出ない」という太っ腹で、昔は、株投資はどっしりと構え目先の材料に惑わされず長期投資がよいとされてきました。戦後のモノのない復興から成長期では、どたばたするより長期スタンスでよかった時代です。

 とくに、政権は長期安定、経済は成長確実という前提のもとでは、今起きていることを細かく知らなくても大きい波が吸収してくれていました。しかし、今の時代は、政権はいつ変わるかも知れないし、作っても売れるという保証はありません。ましてや、東日本大震災のような災害も心配です。

 大前提が変わらないなら日々の小さい出来事に気を配る必要はないでしょうが、「一寸先は闇」の今日では小さいことにこそ細心の注意が必要です。とくに、投資金額が大きくなりやすい長期投資こそ今の前提条件が変わらないどうかかを注視しておくことが大切といえます。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】大森屋は業績続伸に「和食」関連人気もオンして割り負け訂正買いが再燃し反発(2013/12/25)
新株価指数先取りでカラオケ関連株にUSEN、第一興商を追撃の掘り起こし妙味=浅妻昭治(2013/12/25)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事