【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エスプールは調整が一巡して強基調に転換の可能性、決算発表が接近して期待感

2014年1月7日 09:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  人材サービスのエスプール <2471> (JQS)の株価は調整一巡感を強めている。強基調に転換した可能性があり、1月15日予定の決算発表が接近して、今期(14年11月期)業績に対する期待感が高まる可能性もあるだろう。

  アウトソーシング関連のビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、キャンペーンアウトソーシング、障がい者雇用支援サービス)を主力として、人材派遣関連の人材ソリューション事業(販売・営業支援、オフィスサポート、試験運営サポート)、マーチャンダイジングサービス事業を展開している。ロジスティクスアウトソーシングについては13年12月、新設した100%子会社エスプールロジスティクスに承継した。

  ロジスティクスアウトソーシングはネット通販市場の拡大が追い風であり、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行で新規顧客獲得を推進している。障がい者雇用支援サービスは、障害者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートするもので、企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入が収益柱である。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大している。放射性物質除染業務は、ジャパンベストレスキューシステム <2453> の子会社バイノスから道路除染業務を受託している。

  前期(13年11月期)の連結業績見通しは、売上高が前々期比6.5%増の52億62百万円、営業利益が同65.8%増の80百万円、経常利益が同2.2倍の66百万円、純利益が50百万円(前々期は30百万円の赤字)としている。発送代行サービスの茨城県・つくばEC物流センター開設費用、障がい者雇用支援サービスの新農園建設費用などの先行投資負担が発生したが、ロジスティクスアウトソーシングや障がい者雇用支援サービスが好調に推移して営業損益が改善する。

  今期(14年11月期)連結業績についても、ネット通販市場の拡大が追い風であり、ロジスティクスアウトソーシングの事業規模拡大や生産性向上、好採算の障がい者雇用支援サービスの事業規模拡大などで好業績が期待される。なお1月15日に前期の決算発表を予定している。

  株価の動きを見ると、急騰して付けた9月高値2197円から反落して調整局面が続き、11月28日に発表した新株予約権発行による希薄化懸念も影響して12月16日と12月17日には800円まで調整した。ただし800円をボトムとして急反発し、12月24日に995円、1月6日に997円まで戻す場面があった。調整が一巡して出直り態勢のようだ。

  1月6日の終値983円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS19円47銭で算出)は50倍近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS55円18銭で算出)は18倍近辺である。日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発して13週移動平均線を回復した。調整が一巡して強基調に転換した可能性があり、中期成長期待を高めて出直りが本格化しそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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