【中国から探る日本株】中国移動のiPhone予約が低調、アップルの苦戦続く可能性も

2014年1月7日 08:05

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記事提供元:フィスコ


*08:05JST 【中国から探る日本株】中国移動のiPhone予約が低調、アップルの苦戦続く可能性も
中国の携帯電話最大手、中国移動(チャイナ・モバイル)は今月17日に、米アップルの最新スマートフォンiPhone「5s」と「5c」の販売を開始する。これに先立ち、昨年のクリスマスに予約受付を開始したが、その滑り出しは低調なようだ。中国移動との提携によって巻き返しを狙うアップルだが、中国では厳しい戦いが続く可能性がある。

中国移動は昨年12月25日にiPhone「5s」「5c」の予約受付を正式に開始した。調査会社ウェッジ・パートナーによると、うち「5s」について、初日2日間の予約数は10万台にとどまったもよう。一方、競合する中国聯通(チャイナ・ユニコム)、中国電信(チャイナ・テレコム)が昨年9月に販売を開始した際には、初日2日間でそれぞれ12万台、15万台の予約を取り付けていた。

中国移動の携帯電話契約数は昨年11月末時点で7億6330万件。中国聯通、中国電信の契約数が合計で5億件に届いていないことを考えると、この予約状況は確かに出遅れ感が強い。ウェッジ・パートナーのアナリストは、中国本土で最新iPhoneが発売されてすでに数カ月が経つことから、新鮮さが大きく失われていると指摘している。

とはいえ、同アナリストはこの予約データがまだ初期段階の予約状況にすぎないとし、今後の月間販売数が140万-150万台に達すると予測。これをもとに単純計算すると、2014年通期では1480万-1800万台に上る見通しだ。ちなみに、2012年度の日本におけるiPhone出荷台数は1066万台。中国での今後の販売動向がアップルのシェア回復のカギとなる。《NT》

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