年末・年始は中小ファンドの生き残りをかけた戦いが展開されるか?

2013年12月24日 13:30

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記事提供元:フィスコ


*13:30JST 年末・年始は中小ファンドの生き残りをかけた戦いが展開されるか?
「年初来のヘッジファンドの平均運用成績は+8.2%。ここ3年で最も高水準だが、株式指標のMSCIワールド・インデックスの約21%上昇を大きく下回る」。23日付けロイターがヘッジファンドの今年の運用成績を伝えた。とくに苦戦が目立つのは、各中銀の政策を読み取るのが難しかったマクロ戦略型ファンド、認識可能なトレンドが無かったためにマイナス成績となったコンピューターによるアルゴリズム取引ファンド、資金流出が目立ったコモディティー(商品)特化型ファンドとしている。株式市場連動型ファンドが好成績で全体を支えた。

株式のロング・ショート型ファンドでは運用成績にバラツキがあり、「資産価値がほぼ一貫して上昇したため、下方リスクをヘッジするファンドが乗り遅れる結果になった」としている。ただし、ヘッジファンド業界への資金流入は続き、1−11月で710億ドル超、昨年比2倍近く。保有資産は2兆8000億ドル、過去最高に後3%の水準にまで回復している。

年末年始の休み中でも、中小型ファンドを中心に生き残りを賭けた攻防が展開される可能性は十分あろう。焦点は、徐々にオプション・バリアーが崩されているドル円相場。年内期限は106円まで設定されているとの観測があり、思わぬ展開となる可能性を注視することになろう。《FA》

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