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短期過熱警戒も日銀の政策決定会合に対する期待感/ランチタイムコメント
*12:03JST 短期過熱警戒も日銀の政策決定会合に対する期待感
日経平均は大幅に続伸。249.88円高の15837.68円(出来高概算15億2000万株)で前場の取引を終えた。12月3日に付けた年初来高値(終値)を更新している。注目された連邦公開市場委員会(FOMC)では量的緩和の縮小を決定し、不透明要因が解消されたとして18日の米国市場はNYダウが約3週間ぶりに最高値(終値)を更新。シカゴ日経225先物清算値が大証比305円高の15895円だったことから、これにサヤ寄せする格好でのギャップ・アップをみせた。
ただし、前日に先回り的な買いから300円超の上昇をみせていたこともあり、寄り付き直後に15879.75円まで上げ幅を広げた後は、高値圏でのこう着が続いている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9984>、京セラ<6971>などが上昇。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに上昇しているが、小型株指数は小幅な上昇だった。
ギャップ・アップ後は高値圏でのこう着となっているが、先回り的な動きを加えれば、相当強い上昇であろう。ボリンジャーバンドでは一気に+2σレベルまで上げたこともあり、短期的な過熱感も意識されるところである。円相場も104円を挟んでの推移と、朝方からは若干円高に振れていることも利益確定につながりやすい。そのほか、米量的緩和縮小の反応が注目されていた新興市場では、上海指数が反応薄となっていることも、利食いに向かわせやすい状況か。
日経平均は昨日同様、指数インパクトの大きい値がさなど主要銘柄がけん引している状況である。中小型株などが依然として個人主体による証券優遇税制の廃止を控えた利益確定の流れが続いているようであり、手掛けづらさはありそうだ。トヨタ自<7203>が上げ幅を縮め、OLC<4661>はマイナス圏で推移しているなか、強い銘柄に絞った値幅取りが中心になりそう。もっとも、FOMCが通過し、米国の緩和縮小に対して、日本は追加緩和の有無が焦点となるなか、より日銀の政策決定会合に対する期待感が高まることになる。押し目は冷静に拾いたいところであろう。(村瀬智一)《FA》
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