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為替週間見通し:テーパリング(量的緩和縮小)の有無を見極める展開
*16:48JST 為替週間見通し:テーパリング(量的緩和縮小)の有無を見極める展開
■ドル・円強含み、米財政合意受けて量的緩和縮小の可能性高まる
ドル・円は強含み、102円16銭から103円92銭まで上昇した。ドル・円は、米国議会超党派委員会で財政改革協議が合意に達したことで17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入プログラム縮小観測が高まったこと、日本の10月の経常収支が-1279億円の赤字を記録したことで上昇した。伊藤公的年金改革有識者会議座長が、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のポートフォリオ・リバランスの前倒しを要請したことは、円売り要因となった。次期FRB副議長候補に、タカ派のフィッシャー前イスラエル中銀総裁の名前が挙がったことは、ドル買い要因となった。取引レンジは、102円16銭から103円92銭となった。
■連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)観測
今後のドル・円は、17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)の有無を見極める展開が予想される。テーパリング(量的緩和縮小)は、現状の月額850億ドルの資産購入額が、100-200億ドル程度縮小されると予想されている。テーパリングが見送られた場合は、ドル・円は反落すると予想される。予想下限の100億ドル以下だった場合は、「噂で仕掛けて、事実で手仕舞え」により、反落が予想される。予想上限の200億ドル以上だった場合は、続伸することが予想される。
■12月日銀短観(16日)
12月の日銀短観は、来年4月の消費増税に伴う駆け込み需要を受けて改善が見込まれている。日本の景況感の改善は、安倍トレード(日本株買い・円売り)に拍車をかける要因となる。
■連邦公開市場委員会(FOMC)(17-18日)
17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC) でのテーパリング(量的緩和縮小)の可能性が高まりつつあり、「噂で仕掛ける」ドル買い・円売り圧力が強まりつつある。リスクシナリオは、テーパリング(量的緩和縮小)が見送られた場合、あるいは、テーパリング(量的緩和縮小)が開始されても、クリスマスを控えて「事実で手仕舞え」により、利食い売りが優勢となる場合となる。
■11月日本の貿易赤字(18日)
日本の11月の貿易赤字は、約1.3兆円規模が予想されており、予想通りならば、17ヶ月連続、過去3番目の貿易赤字を記録することになる。
11月の貿易赤字が大幅に増加した場合、11月も経常赤字の可能性が高まることで、円売り圧力が強まることになる。
■日本銀行金融政策決定会合(19-20日)
日本銀行金融政策決定会合では、17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)での結果を受けた協議が予想されるものの、安倍トレード(日本株買い・円売り)が粛々と進行中であることから、追加緩和策の可能性は低下していると予想される。
■米国ヘッジファンドと米国企業の決算
米系ヘッジファンドは、年末に向けた米国企業の利益送金、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)の可能性から、99円付近を行使価格、103円台から106円までを消滅条件(ノックアウト)とするドルコールオプションに取り組んでおり、オプション・トリガーの攻防戦に警戒する展開となる。12月末決算の米国企業は、利益送金のドル買いとなるリパトリ(円建て資産売却・ドル買い)圧力を強めている。
主な発表予定は、16日(月):(米)12月NY連銀製造業景気指数、(米)10月ネットTICフロー、17日(火):(米)7-9月期経常収支、18日(水):(日)11月貿易収支、19日(木):(米)12月フィラデルフィア連銀景況調査、(米)11月景気先行指数
[予想レンジ]
・ドル・円101円00銭-106円00銭《FA》
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