ショートも出しづらい状況/後場の投資戦略

2013年12月9日 11:55

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;15583.46;+283.60TOPIX;1252.23;+16.40

[後場の投資戦略]

 日経平均はギャップ・アップ後は利益確定の売りが出やすいとみられていたが、利食いが出ているものの、指数インパクトの大きい値がさの一角に支えられ高値圏での推移が続いている。また、円相場は1ドル103円挟んでの推移であり、やや円安の流れが一服しているものの、自動車株が全面高となるなど先高感が強い状況である。
 日経平均はボリンジャーバンドの+1σ水準で上値を抑えられている感はあるが、想定内の動きであろう。ただ、週末にメジャーSQを控えていることもあり、先物主導で売り仕掛けてくる局面は意識しておきたいところ。もっとも、現在の水準での底堅さが続くようだと、4日に空けたマド(15580-15660円レベル)埋めを意識させてくる可能性があるため、ショートも出しづらい状況であろう。(村瀬智一)《FA》

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