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健康CP 「中期ビジョン2018」を発表
*08:54JST 健康CP---「中期ビジョン2018」を発表
健康・美容事業を手掛ける健康コーポレーション<2928>は4日、2014年3月期から5年間を再編と成長の時期と位置付け、今後の方向性と成長戦略を「中期ビジョン2018」として発表した。
同ビジョンによると、自らの属する事業の位置づけを、これまでの健康・美容関連事業から、「ベビーからシニアまで、人生のライフステージ別に沿った商品・サービスの提供を通して、体と心の健康とともに夢や希望を届ける事業」へと発展させる。
同ビジョンの背景となる事業環境に対する認識としては、アベノミクスなどを契機とする緩やかな景気回復に伴って高額商品などの消費が好調であるなかで、人々の消費スタイルが、これまでの生活必需品などの消費財から、次第に嗜好品や投資などの自己投資型の消費へと好転すると推測している。そのなかで、「人生を豊かにする『自分投資』= 高付加価値商品・サービスの販売支援会社となる」というビジョンを掲げ、3つの経営方針として「M&A戦略の推進」「販売と運営の分離」「ブランドの確立」を提示している。
M&A戦略の推進においては、同社が強みを持つ広告宣伝による販売支援で今後成長が見込まれる事業ドメインへの積極的なM&Aを行うことで、高付加価値のサービスを提供する企業グループを目指して拡大と強化を図る。販売と運営の分離においては、同社が広告宣伝(販売)を担い、傘下のグループ各社が各事業の運営に専念することによって、サービスや人材教育の水準を高めつつ、グループ間連携を強化して収益の極大化を図る。ブランドの確立においては、人生を豊かにする(楽しむ)ための「自分投資」=高付加価値商品・サービスを提供するグループブランドを確立すべく、同社単独では広告宣伝を主とした販売支援会社としてのブランドを確立する。
同社は創業以来、「豆乳クッキーダイエット」などの健康食品をはじめ、家庭用美顔器「エステナードソニック」「どろ豆乳石鹸 どろあわわ」などの美容関連商品を取り扱っており、これらをインターネット等を通じて販売・提供することを主な事業としている。プライベートジム「RIZAP(ライザップ)」のフィットネス事業にも参入し、「美容」と「健康」をキーワードにして業容を拡大してきた。近年はM&Aを含めた戦略的企業再編を推進しており、中高年層に安定したファンを持つ日本リレント化粧品、オーガニック化粧品やデザイン性の高いインテリア雑貨等を手掛けるイデアインターナショナル<3140>、婦人服老舗メーカーの馬里邑を子会社化した一方で、乳製品メーカーの弘乳舎を株式譲渡している。《FA》
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