健康CP フィットネス事業及びエンターテイメント企業のゲオディノスをTOBで連結子会社化

2013年12月9日 08:33

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記事提供元:フィスコ


*08:34JST 健康CP---フィットネス事業及びエンターテイメント企業のゲオディノスをTOBで連結子会社化

健康・美容事業を手掛ける健康コーポレーション<2928>は4日、ゲオHD<2681>傘下でフィットネス事業及びエンターテイメント事業を手掛けるゲオディノス<4650>を連結子会社化するため、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。

同TOBについては、ゲオディノスの筆頭株主であるゲオHDとの間で既に公開株式買付契約を締結している。ゲオHDは、所有する普通株式全て(424万株、所有割合73.04%)について、同社のTOBに応募することに同意。ゲオディノスは既にゲオHDのグループ戦略の構想から外れており、ゲオHDは公開買付価格(1株あたり178円)にも同意しているという。最低買収規模は約7.55億円となる見込み。ちなみに、ゲオディノスの市場での株価は4日終値ベースで349円となっている。

同社は、本合併の効果として、ゲオディノスのフィットネス事業については、同社の運営するプライベートジム「RIZAP(ライザップ)」との連携により、集客力アップや人材・ノウハウの交流などを期待している。フィットネス以外の事業(ボウリング場、映画館、ゲームセンター、インターネットカフェなど)については、「エンターテイメント事業」と定義し、同社が通販事業で培った広告宣伝やマーケティングなどのノウハウが活かせるとみている。

ゲオディノスは北海道を基盤にボウリング場や映画館の運営を手掛けるエンターテイメント企業である。2009年にゲオHD傘下の子会社からアミューズメント事業、カフェ事業、フィットネス事業を譲り受けて以降、アミューズメント施設やインターネットカフェ、フィットネス施設などの運営も手掛ける。

同社は、健康食品のインターネットなどを使った通信販売を中心に、健康・美容をキーワードとする事業を幅広く手掛ける。近年はM&Aを加速させており、傘下には、プライベートジム運営会社のほか、美容機器や化粧品のOEMメーカー、マタニティ用品通販会社、婦人向けアパレルメーカーなどを抱える。9月にはイデアインターナショナル<3140>を子会社化し、オーガニック化粧品やインテリア雑貨も手掛ける。《FA》

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