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週刊ダイヤモンド今週号より~もめない“介護”のススメ、不安解消させる準備術
*08:00JST 週刊ダイヤモンド今週号より~もめない“介護”のススメ、不安解消させる準備術
超高齢化社会に確実に足を踏み入れている日本。「親はまだまだ元気」と思っていても、介護の必要性は突然やってくるかもしれません。いざ介護が始まれば「誰が面倒を見るのか」「費用は誰が負担するのか」「どこで介護をするのか」など、さまざまな問題で親族がもめるケースもめずらしくありません。
今週号の週刊ダイヤモンドでは「医療」「住まい」「食事」の不安解消にスポットを当てた“親と子の介護”について特集記事を組んでいます。
親が元気なうちに介護の話をする——記事では介護の準備を始める10項目のチェックリストに加え、将来の介護に備えるための5カ条を提示。在宅介護大手のセントケア・ホールディングス<2374>は「親に自治体が高齢者向けに行っている介護予防体操に参加してもらうのもいい」とアドバイスしています。
内閣府の統計によると、介護で苦労した内容では「食事」が49.1%で3位を占めています。ここで活躍しているのが調理済みの食事を自宅まで届けてくれる「宅配食」。この業界では最大手ワタミ<7522>に加え、セブン&アイ・ホールディングス<3382>傘下のセブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート<8028>などの参入が相次いでいます。
特集では宅配食の試食で“勝手格付け”を実施。ワタミについて、試食会では「安い居酒屋チェーン」のイメージから反応は芳しくなかったのですが、いざ食べてみると総合評価は「星4つ」と最も高い結果に。「見た目がきれい」「おかずの種類が多くてお得感がある」「思ったほど塩辛くない」などが好評価につながった意見として列挙されました。
また、宅配食には使い勝手のよさも求められ、これに対応しているのがセブン-イレブン・ジャパンの展開するセブンミール。日替わり弁当は注文が1食単位ででき、配達時間によっては当日まで注文できるという利便さが受けているようです。
このほか、特集は介護の仕方について様々なパターンを提案しています。介護のために仕事をやめる人が少なくないという現実がある中、「絶対に仕事をやめないでください」とのファイナンシャル・プランナーの言葉を紹介し、働きながら親を看るケアプランの例として家族による介護と訪問介護を組み合わせた一日のタイムスケジュール(東京都世田谷区の例)を掲載。また、介護にかかる費用について、自己費用2万788円、介護保険総額が20万7858円、支給限度額が30万6000円など、具体的な必要資金も弾き出しています。《NT》
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