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【中国の視点】バイデン氏、防空識別圏問題で日米懸念を伝えても効果なし
記事提供元:フィスコ
*08:03JST 【中国の視点】バイデン氏、防空識別圏問題で日米懸念を伝えても効果なし
中国が設定した防空識別圏について、12月4日から中国を訪問しているバイデン米副大統領は日米の懸念を習近平国家主席ら中国指導部に直接的に伝えなければいけないという使命を背負っている。
一方、米国にとって北朝鮮やイランの核開発問題などが、防空識別圏の設立に対する不満を伝えることより遥かに重要だと外国メディアが分析した。また、中国は米国の最大債権者でもあり、バイデン氏は日米懸念を伝えると同時に中国との衝突を最大限に避けると予測されている。
オーストリアメディアは、米政府が尖閣諸島の領有権問題で中立的な立場を取っていると言いながらも口を出していると指摘。太平洋周辺における中国の勢力拡大を恐れているためだと分析した。
また、米メディアは、中国の立場からみると「日韓両国が防空識別圏を設立しているのになぜ中国が設立してはいけない」と納得しないだろうと予測。バイデン氏が予定通り日米懸念を伝えたとしてもそれによって中国政府が自国方針を変更しないとの見方を示した。
中国メディアは、習主席がバイデン氏の来訪を歓迎し、イランなどの核問題の早期解決も協力する姿勢を示すと予測。一方、防空識別圏問題で中国は一歩も譲らない構えだとの見方を示した。《ZN》
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