個人主体による中小型株物色が中心に/ランチタイムコメント

2013年12月2日 11:57

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記事提供元:フィスコ


*11:57JST 個人主体による中小型株物色が中心に
 日経平均は小幅に下落。19.18円安の15642.69円(出来高概算11億4000万株)で前場の取引を終えた。先週末の米国市場は高安まちまちだったほか、シカゴ先物が弱い動きだったなか、利食い優勢のスタートに。その後、米国では好調なブラックフライデーの内容が伝えられるなか押し目買い意欲は強く、日経平均は15700円を回復する局面をみせた。
 しかし、内閣府は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)担当相を兼務する甘利経済再生担当相が検査のため2日朝に入院したと発表。この報道を受けて15600円を割り込む場面もみられるなど、先週末の終値を挟んでのこう着をみせている。
 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型株指数のみがマイナス。指数インパクトの大きいところでは、日東電工<6988>、花王<4452>、トレンド<4704>がしっかりな半面、KDDI<9433>、ファナック<6954>、TDK<6762>、ダイキン<6367>などが重しに。セクターでは、保険、電力ガス、その他金融、繊維、銀行、証券などがしっかり。一方で石油石炭、倉庫運輸、金属製品、鉄鋼、陸運、不動産などが冴えないなど、まちまち。
 日経平均は小幅にもみ合う展開になっており、セクターをみても高安まちまちと、方向感が掴みづらい状況である。指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>は先週末の終値を挟んでの狭い値動きであり、刺激材料にはならず。規模別指数では小型株指数の強さが目立っており、個人主体による中小型株物色が中心になっているようだ。
 マザーズ指数やJASDAQ平均はプラス圏で推移するなか、後場も同様の展開が続こう。ただし、中小型株物色とはいえ資金の逃げ足は速い。アバント<3836>は一時2690円まで急伸して高値を更新した後に、マイナスに転じている。強い値動きの銘柄に短期資金が集中する流れであるが、フットワークが必要になりそうだ。また、ガンホー<3765>が1ヶ月ぶりに70000円を回復してきている。証券税制変更前の利益確定売りなども一巡してきた感はあり、売り込まれていた銘柄などには見直し買いが向かいやすいだろう。(村瀬智一)《FA》

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